2017年4月1日土曜日
☆マーク・パドモアが歌う、シューベルト連作歌曲集「美しき水車屋の娘」 in いずみホール
昔からファンだったパドモアさんの歌う「美しき水車屋の娘」を聴きに行ってきました。普段はポール・ルイスのピアノ伴奏のアルバムを聴いていたので、今回のティル・フェルナーさんの伴奏は雰囲気が違い最初は戸惑いましたが、徐々に慣れてきました。パドモアさんの表情や動きを近くで拝見することで、あぁこの曲は甘くせつない歌なんだなとか、怒りに満ちた場面なんだなとか、臨場感を持って聴くことができました。ピアノの伴奏も一体化して溶け合っていました。最後の「小川の子守唄」を歌うときパドモアさんはピアノから少し離れて移動したことは、主人公がなくなかったことを表したいのかなと思いました。
アンコール曲は歌われなかったのですが、繰り返しの拍手とブラボーに答えて、何ども再登場してくださいました♫ピアノ一台と歌手一人だけで、こんなにお客さんを酔わせることができて、すごい歌い手さんだなぁと改めて思いました。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
「古楽でめぐるヨーロッパの古都」 by 渡邉温子 2016年7月出版
筆者はチャンバロの演奏家。旅が好きで、この本は訪れた街の古楽についての紀行文になっています。 古楽というとイタリアをまず思い浮かべるのですが、この本では、スペインやメキシコまで取り上げられているのがユニークでした。「セビリアの大聖堂」で鳴り響いていたアラオホ、モラーレス、...
-
音楽仲間の紹介で、バルトークの歌劇「青ひげ公の城」を聴きました。青ひげ公の城はあらすじだけ頭にいれて、以前聴いたことがあるのですが、今回はバラージュ・ベーラの台本を読んでみました。 ユディットという女性は、父母、兄弟、許嫁すら捨てて、自分の意思で青ひげの城に来た...
-
筆者はチャンバロの演奏家。旅が好きで、この本は訪れた街の古楽についての紀行文になっています。 古楽というとイタリアをまず思い浮かべるのですが、この本では、スペインやメキシコまで取り上げられているのがユニークでした。「セビリアの大聖堂」で鳴り響いていたアラオホ、モラーレス、...
-
あまり聴かれることがないシベリウスの劇音楽「テンペスト」(全曲)を聴いてみました。録音は、70年の時空を越えて蘇るオリジナル版でデンマーク語による世界初録音だそうです。 最初の嵐のシーンは、良く出来ていて、序盤で物語に引き込む力があるインパクトのある音楽でした。全体的にメ...
0 件のコメント:
コメントを投稿