2016年12月23日金曜日

2016 心に残った音楽作品&アルバム 器楽編

<器楽作品>
今年は器楽作品をあまり開拓できなかったのですが、印象に残った作品をいくつか挙げてみます。
●ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ/ルトスワフスキ:スビト /パルティータ/シマノフスキ:神話(ファウスト/クピーク)
ヤナーチェクのヴァイオリンソナタは独特の響きがして印象深かったです。器楽にも彼がこだわったモラヴィア語法というものが反映されているのかしら、そんなことが気になりました。
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●1920年代のフランスのバレエ音楽(フィルハーモニア管/サイモン)
「ジャンヌの扇」いう曲がとても華やかでした。パリの情景が思い浮かぶようでした。フランス6人組の合作というのがユニークで面白かったです。








●ドビュッシー:弦楽四重奏曲/デュティユー:夜はかくの如し/ラヴェル:弦楽四重奏曲(アルカント弦楽四重奏団)
●バルトーク:弦楽四重奏曲第5番, 第6番(アルカント弦楽四重奏団)
室内楽を愛する友人に「アルカント弦楽四重奏団」を紹介していただきました。フランスの弦楽四重奏曲の繊細な響きが演奏から伝わってきてとても感動しました。バルトークは独特の響きがしてユニークでした。







●ベートーヴェンピアノソナタ集4第5番-第7番, 第15番「田園」, 第19番, 第20番, 第26番「告別」, 第30番 - 第32番(Pルイス)
今年はベートーヴェンのピアノソナタの楽譜を買っていろいろ聴いてみました。その中でも30番が大好きになりました。特に第3楽章がいろんな表情のある変化に富んだ楽章で、なおかつロマンチックな響きがして感動しました。









●武満徹:鳥は星形の庭に降りる/夢の時/星・島/オリオンとプレアデス(ワトキンス/BBCウェールズ・ナショナル管/尾高忠明)
今年は武満徹没後20周年にあたり、立花隆が執筆した武満さんの本を読んだり、武満音楽を聴きました。「鳥は星形の庭に降りる」という作品は武満さん自身のお気に入り曲であり、武満さんが好きな愛好家からの紹介曲でもあります。武満さん独特の響きと、幻想的でロマンティックな雰囲気の曲で好きになりました。
 
 
 
 

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「古楽でめぐるヨーロッパの古都」  by 渡邉温子 2016年7月出版

 筆者はチャンバロの演奏家。旅が好きで、この本は訪れた街の古楽についての紀行文になっています。  古楽というとイタリアをまず思い浮かべるのですが、この本では、スペインやメキシコまで取り上げられているのがユニークでした。「セビリアの大聖堂」で鳴り響いていたアラオホ、モラーレス、...